1着を大切に長く着ること。
それは、服にも環境にもやさしいサステナブルなアクションです。
例えば、今より1年長く着ることで、日本全体として4万トン以上の廃棄量の削減※になります。
この記事では、お洋服を長く着るためのお手入れのポイントや、
クリーニングの活用方法をまとめました。
皆さまと服との心地いい関係がずっと続きますように。
ニットを長く着るためのお手入れ方法は?
ニット|毎日のお手入れのポイント
①数日は休ませる
連続して着ると、ニット生地が湿気を含んで形崩れしやすくなるので、数日休ませましょう。
②衣類用ブラシをかける
衣類用ブラシを生地全体にかけるとニットの毛並みが揃い、毛玉ができにくくなります。
③毛玉はこまめにとる
毛玉を放っておくと取れにくくなります。毛玉を見つけたら、生地を傷めないよう毛玉取り機などでケアして。
ニット|こんな時どうする?「おうちで洗いたい!」
<必ず守って欲しいこと>
おしゃれ着用洗剤を使う
手洗いで洗う
<ニットの洗い方手順>
①準備
洗面器などに水を溜め、おしゃれ着用洗剤を規定量入れて洗濯液をつくる。水温は必ず30℃以下に。
②やさしく手洗い
衣類をたたみ、幅と厚みがピッタリ収まる洗濯ネットに入れて、押し洗いを20~30回繰り返します。(もんだりこすったりは厳禁)
③脱水する
ネットのまま、洗濯機で軽く1分程度脱水します。
④すすぐ
きれいな水ですすぎを2回行います。間のすすぎも洗濯機で1分程度。すすぎ方は、②と同様に押し洗いを10~15回行います。柔軟仕上げ剤を使うときは、2回目のすすぎで入れましょう。
⑤脱水・乾燥
洗濯機で軽く1分程度脱水し、かたちを整えて平干しします。
ニット|長く着るためのクリーニングHowTo
カシミヤ、モヘア、アンゴラなどの獣毛繊維のニットや、スパンコールや革の装飾があるニットは、自宅で洗うことが難しいのでクリーニングがおすすめ。素材本来の風合いを損うことなく、長く愛用していただけます。
<クリーニングのおすすめオプションは?>
リネットの「ふんわり上質仕上げ」では、獣毛繊維の特質を生かした柔らかい仕上がりに。特別な加工材を生地にコーティングするので、花粉やほこりが付着しにくくなります。
ウールコートを長く着るためのお手入れ方法は?
ウールコート|毎日のお手入れのポイント
①厚めハンガーで保管
厚みのあるハンガーにかけることで、コートの形崩れを防げます。
②シワ取りはアイロンで
コートのシワは、スチームアイロンで解消。スチームは、生地から少し離して当てるようにしましょう。
③表面のホコリや汚れをケア
着用後は衣類用ブラシでブラッシングして、ホコリを落としましょう。汚れは固く絞ったタオルで拭き、しっかり乾かして。
ウールコート|こんな時どうする?「会食後に消臭スプレーでケアしたい!」
<効果的な使い方>
衣類の表面が、全体的に少し湿り気をおびる程度にスプレーしてから乾燥させる。
<使い方の注意点>
汚れがひどい衣類に吹きかけると、汚れが広がり、染みになってしまう可能性があるので使用はNG。
<注意したい素材>
・シルクやレーヨン素材の衣類に使用すると、生地が波打ってしまう恐れが。
・革・毛皮・人工皮革・和装品には使えません。
・その他、製品の注意書きに記載がある衣類は×。
ウールコート|長く着るためのクリーニングHowTo
汚れが蓄積すると染みになってしまうこともあるので、汚れが気になる場合には、シーズン中でもクリーニングに出すのがおすすめです。
臭いは汚れから発生している場合も。臭い対策には洗濯やクリーニングが最も効果的なので、リネットも上手に活用ください。
<クリーニングのおすすめオプションは?>
リネットの「ディープクレンジング仕上げ」は、水洗いに近い状態でドライクリーニングできる特別なオプション。従来のドライクリーニングでは落としにくかった汗染みなどの「水溶性の汚れ」もしっかり落とせます。
ダウンを長く着るためのお手入れ方法は?
ダウン|毎日のお手入れのポイント
①厚めハンガーで保管
厚みのあるハンガーは、形崩れを防ぎ、長くふわふわで着ることができます。
②風通しの良い場所で乾燥
ダウンは、内部に空気が入ることで保温効果を発揮しています。着用後はしっかり乾燥させて、ダウン内部に湿気を逃してあげるとgood。
③表面のホコリや汚れをケア
着用後は衣類用ブラシでブラッシングして、ホコリを落としましょう。汚れは固く絞ったタオルで拭き、しっかり乾かして。
ダウン|こんな時どうする?「長く着ていたらフワフワ感が減ってきた…」
ダウンの内側の羽毛を手でほぐしたり、軽く叩いたりしてあげましょう。ダウンが空気を含みやすくなり、ふっくらした状態に戻ります。
<Point>
逆さに持って、数回上下に振るとふっくらします。
ダウン|長く着るためのクリーニングHowTo
ふっくら感が戻らないダウンは、クリーニングに出して復活させましょう。工場の大きな乾燥機で乾かすときに、ダウンの中に空気をたくさん取り込むので、ふっくら感と保温性を取り戻せます。
汚れが気になる場合には、シーズン中でもクリーニングに出すのがおすすめ。
<クリーニングのおすすめオプションは?>
リネットの「サラっと撥水仕上げ」は、特殊な撥水コーティングにより、水を弾くだけでなく、汗や泥汚れ、ホコリ、油汚れも弾く効果があります。大きな乾燥機でまんべんなく熱を加えるため、撥水効果を最大限に高めています。
※環境省 日本で消費される衣服と環境負荷に関する調査(2020年12月〜2021年3月実施)
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/