洗濯の知識

冬に外干しした洗濯物が乾いてるか判断する方法!干し方のコツも解説

冬晴れの日に、屋外に干した洗濯物をさわるとひんやりと冷たく感じることありますよね。まだ湿っているのか乾いているのかどうか、判断が難しいと思っている人も多いはず。

そこで今回は、リネットお洗濯アドバイザーの近藤さんに、洗濯物が乾いているか判断する方法と、しっかり乾かすコツをお聞きしました。

この記事を監修した人

リネットお洗濯アドバイザー 近藤高史

クリーニング歴20年以上のクリーニング師。クリーニング会社の工場長を経て、2014年よりリネットの品質管理部門の現場責任者。メディア出演多数。趣味はランニング大会に出ること。

「クリーニングのプロの視点から、衣類をずっとキレイに保てるお洗濯やお手入れの方法をご紹介します!」

冬に洗濯物が乾きにくい理由は?

冬の洗濯物が乾きにくいのは、気温の低さが大きな要因です。

洗濯物に含まれる水分は、気温が高いほど蒸発しやすくなります。そのため、冬は洗濯物の水分が蒸発しにくく、夏に比べて乾きにくいのです。

また、冬は厚手の衣類を干す機会も多いため、余計に乾きにくいと感じる機会が多くなります。

冷たい洗濯物が乾いているかどうかを判断する方法

冬は洗濯物を屋外に干しても乾きにくいということがわかったものの、取り込んだ洗濯物がどれもひんやりしていて乾いているかどうか判断しづらいという方も少なくないはず。

洗濯物が湿っているのか、冷たいだけで実際には乾いているのか、判断に迷った場合には、次の方法を試してみましょう。

いったん部屋干ししてから判断する

乾いているか分からない洗濯物を、一度外から部屋に移動しましょう。

そして、1時間くらい部屋干ししておくと、洗濯物の冷たさが徐々に和らいで、乾いているか判断できるようになります。

温めた手で洗濯物を触って判断する

急いで確かめたい場合は、手を温めてみましょう。乾いているか判断できるようになります。

  1. ドライヤーやエアコンの温風などを、手のひらに当てて温めます(約10秒)。
  2. 手のひらが温まって完全に乾いた状態で、洗濯物を強く握ります(約5秒)。
  3. 手のひらが湿らなければ、その洗濯物は乾いています。もし手のひらが湿っていたら、まだ乾いていないです。

洗濯物の乾き具合をチェックして、まだ乾いていないと感じたときには、晴れている場合はそのまま外に干すのがよいでしょう。もう日が落ちそう、雨や雪が降りそうであれば、部屋干しに切り替えるのがおすすめです。

冬の洗濯物、しっかり乾かすにはどうすればいい?

なかなか乾かない冬の洗濯物。外干ししても1日で乾ききらなかったり、部屋干しだと生乾きの臭いが気になったりと、お悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこで、冬の洗濯物をしっかり乾かすための外干しのコツ、部屋干しのコツをそれぞれご紹介します。

冬の洗濯物を外干しするときのコツ

厚手の衣類が多く、気温が低い冬は、特に次の点に注意すると乾きやすくなりますよ。

  • 晴れの日の、日が照っている時間帯に外干しする(日が傾きだす15時くらいには部屋干しに切り替えるとよい)
  • 衣類同士の間隔を5cm以上空けて干す

冬の洗濯物を部屋干しするときのコツ

外干しで洗濯物が乾きにくい冬は、部屋干しと組み合わせるのがおすすめです。ここでは、洗濯物が速く乾く部屋干しのコツを詳しくお伝えします。

コツ1:暖房がついている部屋で干す

冬の室内は暖房であたたまっていて、さらに乾燥しているため、洗濯物を乾かす条件が揃っています。そのため、暖房をつけているだけでも乾きやすくなります。

ちなみに、洗濯物を部屋干しすることで部屋の湿度が上がり、加湿器代わりになるメリットもあります。部屋の乾燥が気になる方は部屋干しがおすすめです。

コツ2:浴室乾燥機や除湿機を利用する

なかなか乾かない厚手の衣類には、浴室乾燥機をつけた浴室に吊るしておくと、早く乾きます。

ただし、お風呂にお湯がある状態で干すのはNGです。湿度が高くなるため、洗濯物が乾きにくくなってしまいます。

浴室乾燥機がない方は、除湿機で部屋の湿度を下げるのもおすすめです。

コツ3:風を当てる

洗濯物を早く乾かすには、湿気を飛ばすために「風」を当てるのが有効です。

窓を開けにくい冬は、洗濯物にサーキュレーターで風を送ることで空気を循環させると、洗濯物がより乾きやすくなります。

コツ4:洗濯物の干し方を工夫する

外干しに比べて乾きにくい部屋干しは、干し方を工夫すると乾きやすくなります。洗濯物同士を密着させずに、風通しの良い環境を作りましょう。

  • ピンチハンガーで干すときは、外側が長いもの、内側が短いものを吊るしてアーチ型に干す
  • デニム(ジーンズ)やズボンは裏返して、ピンチハンガーで筒状に干す
  • Tシャツなどのトップスは、厚みのあるハンガーで干す

部屋干しのメリットと干し方のコツ4選では、写真付きで詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

乾きにくい衣類はクリーニングに出すのもおすすめ

特に乾きにくい次のような衣類は、クリーニングに出して乾燥までお任せするのもおすすめです。

  • セーターやパーカーなどの厚手の衣類
  • 内側が乾くまで何日もかかるダウンジャケット
  • 大きすぎて干すのが大変なシーツ

宅配クリーニング「リネット」でも、これらの衣類のクリーニングを承っております。リネットなら自宅まで衣類を取りに来てくれて、クリーニングが終わったら届けてくれるので、寒い冬でも外に出なくてOKなんです。

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冬に外干しした洗濯物は温めて判断する。部屋干しも使って上手に乾かそう

冬に外干しした洗濯物が乾いているかどうかの判断方法と、冬の洗濯物をしっかり乾かすコツをご紹介しました。

冷たくなった洗濯物が湿っているか乾いているか分からないときは、一度部屋干ししたり、ドライヤーやエアコンで手を温めてから洗濯物に触ると、しっかり判断することができます。

また、冬の洗濯物は乾くまでに時間がかかることが多いです。外干しするときは日が照っている時間帯に干すようにしたり、間隔を空けたりして、乾かしやすくなる工夫をしましょう。また、暖かい冬の室内は部屋干しにぴったりなので、外干しと組み合わせるとよいでしょう。

乾きにくい衣類はクリーニングに出して、洗いから乾燥まで任せるのも手軽でおすすめです。

  • この記事を書いた人

リネットマガジン編集部

リネットマガジンの編集・執筆担当。面倒くさがりの「ナマケモノ」ゆえに、効率よく省エネで生きることには熱心。 お洗濯がメンドクサイと思っている仲間のために、「時短で、ラクに、キレイになるリアルに使える洗濯術」を紹介しています。

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