忙しい朝、布団にお子さんのおねしょを発見すると、焦りますよね。
朝はゆっくり洗濯する余裕もないため、布団からニオイが取れなくなってしまった……という方もいるのではないでしょうか。
ニオイや汚れが定着してしまうため、おねしょの対処はスピードが勝負です。
今回は、忙しい朝でもできるおねしょへの対処法をご紹介いたします。
おねしょ布団の応急処置3STEP
おねしょ布団を放置すると、ニオイが残ったり、汚れが染みになってしまうことも。そこで、まずはすぐにできる応急処置をご紹介します。
STEP1:紙おむつや雑巾で水分を吸う
まずは紙おむつなどを押し当てて、おねしょの水分を布団から取り除きましょう。
紙おむつがなければ、雑巾やタオルでもOKです。
STEP2:クエン酸水や酢水でニオイを取る
ニオイを放置すると部屋に充満してしまうとともに、時間が経つと取れにくくなってしまうので、早めに消臭するのが大切。
おしっこのニオイの成分はアンモニア。
体内では尿素として存在しますが、体外に排出されて雑菌と混ざり、分解されたときにニオイの強いアンモニアとなります。
アンモニアはアルカリ性なので、消臭には酸が効果的です。
クエン酸水や酢水を次の方法で作ってスプレーすると、アンモニア臭を中和消臭できます。
<クエン酸水スプレーの作り方>
水200ml、クエン酸小さじ1杯をスプレーボトルに入れる。
<酢水スプレーの作り方>
水:酢=1:1の割合でスプレーボトルに入れる。
クエン酸水も酢水も、飛沫を吸い込むとむせてしまうので、窓を開けて換気しながら使いましょう。
STEP3:ぬるま湯を注いで汚れを落とす
おしっこの汚れを放置すると衛生的によくないですが、敷き布団など大きなサイズの布団は家庭で丸洗いすることが難しいですよね。
丸洗いできない布団や、すぐに洗えないときは、応急処置として40℃くらいのお湯をおねしょの部分に注ぐと、ある程度の汚れを落とすことができます。
ちなみに、熱湯をかけるのはNGです。おしっこの中に微量に含まれるタンパク質が固まってしまい、汚れが取れなくなってしまいます。
応急処置をした後は、布団はクリーニングに出すことをおすすめします。
おねしょ布団を洗濯する方法
敷き布団は家庭で洗濯できないものが多いですが、家庭で洗える掛け布団などは、なるべくすぐに洗いましょう。
ここでは、掛け布団の洗い方をご紹介します。
掛け布団を洗う前の準備
洗濯表示をチェック
まずは掛け布団を洗う前に、洗濯表示を確認して家庭で洗えるかどうか確認します。
洗濯機で洗える場合
次のような洗濯表示があれば、洗濯機で洗えます。
手洗いで洗える場合
次のような洗濯表示がある掛け布団は、手洗いであれば洗えます。
自宅では洗えない場合
「家庭での洗濯禁止」の洗濯表示になっている掛け布団は、洗濯機で洗うと生地を傷めてしまうなどのトラブルが起こる可能性が高いです。クリーニングに出すようにしましょう。
洗濯前の前処理
目立つ汚れや染みがついている場合は、液体の洗濯洗剤と洗濯用ブラシ(または歯ブラシ)を使って、先に前処理をしておくのがおすすめです。
<前処理の方法>
- 液体の洗濯洗剤を水に溶かして、洗剤液を作る
- 洗濯用ブラシ(または歯ブラシ)に洗剤液をつけて、毛布のおねしょ部分につける
- 洗濯用ブラシで軽く叩くか、優しくブラッシングする
洗濯機で洗う方法
洗濯機OKの掛け布団は、次の方法で洗いましょう。また、洗濯機に入らない掛け布団は、後述する「手洗いで洗う方法」で洗ってください。
用意するもの
- 洗濯洗剤(液体タイプ)
- 柔軟剤
- 洗濯ネット(掛け布団が入る大きいもの)
大きな洗濯ネットは、100円ショップやインテリア用品店で手に入ります。
洗う手順
- 掛け布団を軽くたたんで、洗濯ネットに入れます。
- 洗濯機に1.を入れます。
- 洗濯機の毛布コースまたは手洗いコースを選び、規定量の洗濯用洗剤と柔軟剤を入れて、洗濯機で洗います。
- 洗濯が終わったら、掛け布団を物干し竿などに広げて陰干しします。
手洗いで洗う方法
手洗いで洗える掛け布団や、洗濯機に入らないサイズの掛け布団は、次の方法で洗いましょう。
用意するもの
- 洗濯用洗剤(液体タイプ)
- 柔軟剤
- 浴槽
- 水(30℃以下)
洗う手順
- 浴槽に10㎝くらいの水を張って、規定量の洗濯洗剤を入れ、混ぜて洗濯液を作ります。
- たたんだ掛け布団を洗濯液にひたし、足で踏み洗いします。
- 洗濯液を捨て、浴槽に15cmくらい水を張って足踏みし、すすぎます。
- 水がきれいになるまで、水を捨てて、水を張って、足踏みして、を数回繰り返します。
- すすぎ終わったら浴槽に15cmくらい水を張って、規定量の柔軟剤をよく溶かし、3分ほどつけ置きします。
- 水を捨てて、足で踏んで掛け布団の水気を切ります。
- 掛け布団を持ち上げてしずくがたれるようなら、浴槽のふちにしばらくかけておき、水を抜きます。
- 洗濯が終わったら、掛け布団を物干し竿などに広げて陰干しします。
洗濯後の掛け布団の干し方
干すときは日陰に干すのがおすすめです。直射日光に長時間当てると、紫外線の影響で掛け布団が黄ばんだり、色あせてしまうことがあります。
掛け布団を早く乾かしたい場合は、物干し竿を2本使ってM字型になるように干し、ときどき裏返すようにするとよいです。
おねしょ布団は焦らず3STEPで対処しよう
おねしょしてしまった布団の応急処置や洗濯方法をご紹介しました。
おねしょ布団は、まず水分を吸って、酸性の水でニオイを消臭します。すぐに洗えない場合は、ぬるま湯である程度汚れを取りましょう。
布団を家庭で洗濯する際は、洗濯表示を確認して、布団に合わせた方法で洗ってください。
自宅で洗えない布団におねしょをされてしまったときや、ニオイが気になるときは、布団のクリーニングもご検討ください。
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