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ICBスタッフにリネットが伝授。ビジネスユースのお洋服のお手入れ方法のコツは?

2018年3月17日〜25日までICBとリネットが共同で開催していた「アフターケアチケット」キャンペーン。ICBのスーツやジャケットを着て、毎日のお仕事を頑張る女性たちに、リネットがお洋服のケアをサポートするクリーニングチケットをプレゼントしました。

キャンペーンを開催するにあたって、ICBスタッフの皆さんに「おうちでできるアフターケア講習」を実施しました。今回はスタッフの皆さんに講義した内容の一部をご紹介します。

ビジネスユースのお洋服の基本的なケア方法

ジャケットやパンツ、スカートやスプリングコートなどのビジネスユースのお洋服。着る頻度が高いものが多く、目立つ汚れがついてしまうと困りもの。基本的なお手入れをしっかり行うことで、汚れや劣化を防いでいきましょう。

お洋服を長持ちさせる定期的なブラッシング

ジャケットやパンツ、スカートやスプリングコートのお手入れの基本はブラッシングです。
ブラッシングはお洋服のホコリや汚れを落とすものですが、こまめにブラッシングすることで「テカリ」を予防することができます。

「テカリ」の原因は、生地の繊維がつぶれてしまったり、摩擦で生地がすり減ってしまったりするため。つぶれたりすり減った部分に光が反射してテカって見えるのです。ブラッシングしてねてしまった繊維を起こすことで「テカリ」予防につながります。

おうちでできるペットボトルを使ったシワの伸ばし方

パンツやスカートを着るとつきやすい座りジワなどの「着用ジワ」。毎回アイロンをかけるのは手間になるし、アイロンをかけると「テカリ」が出てしまう素材もあります。おうちでアイロンを使わずに簡単にできる、シワの伸ばし方をご紹介します。

準備するもの
・スーパーやコンビニの袋
・200mlの水を入れたペットボトル
・クリップ式のスラックスハンガー
・霧吹きもしくはスチームアイロン

手順
1.シワが気になる部分に霧吹きやスチームをあてて湿らせる。

2.湿らせた部分の袖口や裾にスラックスハンガーをつける。

3.スラックスハンガーのフックにペットボトルを入れた袋をかけて自然乾燥させる。

4.湿らせた部分が乾いたらスラックスハンガーを外す。

ポイント
湿らせた部分が乾いたら、なるべく早くスラックスハンガーを外しましょう。長時間つけたままにすると、型崩れの原因になるので注意してください。

クリーニングで汗ジミを防ぐ!

春から夏にかけて暖かくなると、気になるのが汗ジミ。女性はジャケットの下にノースリーブを着ると脇がジャケットに直接ふれるため、汗ジミができやすくなります。普段はこまめに汗を拭いたり、汗脇パッドなどを使ってシミを防ぎましょう。着用後は、陰干しでしっかり乾燥させます。

たくさん汗をかいたときは、クリーニングに出すのがおすすめ。夏は「2週間に一度」程度クリーニングに出すと、より汗ジミを防ぐことができます。

シャツとブラウスのお手入れ方法

ビジネスシーンではシャツやブラウスを毎日のように着用する女性も多いはず。皮脂汚れが蓄積しやすい夏場は、しっかり洗濯しているつもりでも、気がつくと襟元が黄ばんでいたり、久しぶりに着ようと出したら黒ずんでいたりということもありますよね。また、洗濯したあとは「洗いジワ」ができやすく、アイロンに時間がかかるのも悩みどころです。

この2つの悩みは、実はおうちでのお洗濯の仕方で解決できるんです。洗濯機に入れる前にひと手間加えると、汚れがしっかり落ちて「洗いジワ」も軽減することができます。

襟首周りの皮脂汚れは固形石鹸で落とす

たくさん汗をかく季節になったら、皮脂汚れのお手入れは欠かさずに行いましょう。皮脂汚れは液体洗剤だけでは落ちきらず、酸化すると黄ばみになったり、皮脂の上にホコリが蓄積すると黒ずみになってしまいます。

準備するもの
・固形石鹸
・歯ブラシ

手順
1.皮脂汚れが気になる部分に固形石鹸をつけて、歯ブラシで一定方向に汚れをかき出す。

2.皮脂汚れが溶けやすい40℃前後のお湯ですすぐ。

3.すすぎが終わったら洗濯機に入れて、標準コースで洗濯をする。

ポイント
皮脂汚れはアルカリ性の固形石鹸でキレイに落とすことができます。ボディソープは、成分が違うため必ず固形石鹸を使用してください。

ワイシャツの汚れについて詳しく知りたい方は、「ワイシャツの黄ばみや黒ずみ。原因とキレイに落とす方法をプロに聞いてみた」をチェック。

お洗濯のひと工夫でアイロンいらず!

シャツやブラウスをアイロンがけをする時間のないときは、洗濯機に入れる前にひと工夫してみましょう。

手順
1.洗濯機に入れる前にシャツやブラウスのボタンを閉める。
ボタンを閉めることで洗濯機の中で、シャツがくしゃくしゃになるのを防ぎます。
ボタンは全て閉めなくても、数カ所閉めればOKです。

2.たたんでぴったりのサイズの洗濯ネットに入れる。
洗濯ネットに入れることで、シャツがくしゃくしゃになるのを防ぎます。たくさん汗をかいたときは、洗濯ネットに入れると洗浄力が落ちるため、そのまま洗濯機に入れましょう。

3.干す前に大きなシワを伸ばす。
大きなシワはパンパンと軽く叩いての伸ばしてからハンガーにかけて干しましょう。

4.スラックスハンガーを使って伸ばす。
スラックスハンガーを使ったシワ伸ばしをすると、ピシッとシワが伸びて乾くので、翌朝アイロンがけしなくても着ることができます。

ナイロンジャケットのお手入れ方法

軽くてシワになりにくく、使いやすいナイロン製のスプリングコートやジャケット。しかし、人気のネイビーやブラックのコートやジャケットは、メイク汚れがつきやすいのが気になるところ。ICBの「洗えるナイロンジャケット」ならおうちでも簡単に汚れを落とせるので、メイク汚れに実践してみてください。

メイク汚れにはクレンジングオイル

ナイロンジャケットに付きやすい汚れは、襟元のファンデーションやリップ、袖元やポケットのハンドクリーム。春もハンドクリームを愛用する女性は多く、ポケットに手を入れたときについてテカってしまうことが多いんです。メイクやハンドクリームは、クレンジングオイルで落とすことができます。

準備するもの
・クレンジングオイル
・歯ブラシ

手順
1.汚れている部分にクレンジングオイルをつけて、歯ブラシで一定方向にかき出す。

2.40℃程度のぬるま湯ですすぐ。

3.すすぎが終わったら手洗いで洗濯をする。

ポイント
クレンジングオイルはお顔だけでなく、お洋服のメイク汚れも落とすことができます。クレンジングにはクリームやジェル、石鹸タイプなどがありますが、成分が異なるため必ずオイルタイプを使用してください。ナイロンジャケットだけではなく、シャツやブラウスのメイク汚れもこの方法で落とすことができます。

「洗える」素材のケア方法

おうちで洗えないことが多かった「レーヨン」や「キュプラ」などの素材や「ジャケット」などのアイテムも、最近は洗えるものが登場しています。ただし、そのまま洗濯機に入れて洗ってしまうと、白っぽくなってしまったり、毛羽立ったり、型崩れするリスクがあります。

リネット流・失敗しない手洗いのポイント

洗濯に失敗するリスクを避けるためには、洗濯機よりも手洗いをしましょう。リネット流の失敗しない手洗いの方法をご紹介します。

準備するもの
・風呂桶
・おしゃれ着用洗剤
・ただんだお洋服がぴったり入るサイズの洗濯ネット
・柔軟剤(お好みで)
・ゴム手袋(手荒れ防止)

手順
1.お洋服をたたんで洗濯ネットに入れる。
風呂桶におしゃれ着用洗剤を入れて攪拌する。

2.お洋服を風呂桶に入れて優しく押し洗いをする。汚れが気になる場合は10分程度つけおきをする。

3.お洋服をネットに入れたまま洗濯機に入れて、一番弱い設定で1分間脱水をする。

4.風呂桶に真水をためて柔軟剤を入れ、優しく押しをしてすすぐ。

5.すすぎが終わったら一番弱い設定で1分間脱水をする。

ポイント
・手荒れが気になる方は、洗剤を扱うときにゴム手袋をして行ってください。
・お洋服をたたんでぴったり入るサイズの洗濯ネットを使うことで摩擦を防ぎ、毛羽立ちや毛玉を防止することができます。縦横だけでなく、厚みもぴったりサイズを選ぶとより効果的です。
・脱水は一番弱い設定で1分間行うのを守ってください。強い設定で長時間脱水をすると、摩擦が起きて強いシワができたり、お洋服を傷める原因になります。

「洗える」お洋服を洗うポイント

失敗しない手洗い方法を実践する前に、それぞれの素材や形の特性を知ることが大事。、以下の点に注意して洗うようにしましょう。

レーヨン
キュプラ
生地が擦れることで表面が毛羽立って白っぽくなってしまうので、お洋服を裏返してからネットに入れる。

ジャケット
乾かすときはスーツ用などの分厚いハンガーにかけて型崩れを防ぐ。

まとめ

ビジネスユースのお洋服は着用頻度が高いからこそ、普段のお手入れをしっかり行うことが大切です。たくさん汗をかいたり汚れたら、その日のうちにキレイに落としましょう。しっかり汚れを落として黄ばみや黒ずみを予防することも、お洋服を長持ちさせることにつながります。今回ご紹介したポイントや洗濯方法をぜひ参考にしてくださいね。

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  • この記事を書いた人

リネットマガジン編集部

リネットマガジンの編集・執筆担当。面倒くさがりの「ナマケモノ」ゆえに、効率よく省エネで生きることには熱心。 お洗濯がメンドクサイと思っている仲間のために、「時短で、ラクに、キレイになるリアルに使える洗濯術」を紹介しています。

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