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布団の正しい干し方。羽毛布団などの種類別の干す頻度や時間も

毎晩使う布団は、寝汗の水分や汚れが気になるもの。お手入れのためには、干して乾燥させるのが効果的です。でも、よく分からないからいつも適当に干しているという方や、なかなか干せていない……という方もいるのではないでしょうか。

布団には、正しい干し方や頻度、干すのにおすすめの時間帯があります。

この記事でご紹介する干し方を実践すれば、清潔でふかふかの布団を長く保つことができるので、ぜひ参考にしてくださいね。

また、記事の後半では素材別の干し方もご説明するので、敷き布団や掛け布団など、さまざまな種類の布団にご活用ください。

布団を干す効果

人間は寝ている間に汗を書いており、その量は約200ml〜約500mlとコップ1杯分以上に相当します。(参考:ふとん・寝具の西川

毎晩コップ1杯分の汗を布団が吸い取っているので、定期的に干して乾燥させることが大切。

布団を干さないと、次のようなデメリットがあります。

  • 布団が潰れて保温性がダウン
  • 嫌なニオイがする
  • カビが生える
  • ダニが繁殖しやすくなる

布団を長く気持ちよく使うためにも、次から紹介する干し方を参考にしてくださいね。

布団の干し方のポイント3つ

布団の干し方には、3つポイントがあります。

ポイント1:布団を開いて干す

布団が二つ折りの形だと、風通しが悪く、乾燥しにくくなってしまいます。

ご家庭によってできないこともありますが、できるだけ、布団を開いた形で干せる方法を工夫してみてください。例えば、次のような方法があります。

  • 布団が「コの字」になるような、X字型の布団掛けを使う
  • 物干し竿を横に並べて、布団が「M字」になるように干す

ポイント2:布団カバーはかけたまま干す

布団の生地を日光で劣化させないように、布団カバーはかけたまま干すのが正解です。

もし布団カバーを同じタイミングで洗濯してしまっている場合は、上から軽く布などをかけて、直射日光を当てないようにしましょう。

ポイント3:布団たたきはなでるように使う

布団のホコリを落としたい場合は、布団たたきで表面をなでるように落としましょう。

布団たたきを使うときは、布団をバンバンと激しく叩くのをイメージしがちですが、実はNG。

綿布団の場合は綿が詰まってしまい、透湿性(水蒸気を外に逃す性質)や保温性を損なったり、中綿がダメになってしまったりします。羽毛布団の場合も、布団内部の羽毛が折れるなどして、布団の傷みに繋がります。

布団たたきは、あくまで優しく使うようにしてください。

布団を干す時間帯

干す時間帯は、よく晴れた日の日中10〜15時がおすすめです。夕方になるにつれて湿度が高くなってくるので、干した布団が湿気を吸い込む前に取り込みましょう。

干す時間は、布団の種類や季節によっても異なります。例えば、羽毛布団の場合は次の時間が目安です。

  • 夏:片面30分
  • 冬:片面1時間

片面が干せたら、裏返してまた干しましょう。

布団の素材別の干し方、頻度、干す時間

布団を干す効果と干し方のポイント、干す時間帯をご紹介してきました。

実際に干すときに気になるのは、干す頻度や干しておく時間ですよね。実は、布団の素材によって乾きやすさや特徴が異なるので、干し方が変わってきます。

ここでは、布団の素材別の干し方をご紹介します。

綿

  • 頻度:週2〜3回
  • 干す時間(夏):片面約2時間
  • 干す時間(冬):片面約4時間

綿は湿気を吸いやすい素材で、頻繁に干さないと湿気が溜まってカビやニオイの原因に繋がりやすいです。晴れている日に天日干しするようにしましょう。

羊毛

  • 頻度:月2回
  • 干す時間(夏):片面約1時間
  • 干す時間(冬):片面約2時間

羊毛は、掛け布団にも敷き布団にも使われる素材です。

乾きやすい素材なので、陰干しで十分に乾きます。

羽毛

  • 頻度:月1回
  • 干す時間(夏):片面約0.5時間
  • 干す時間(冬):片面約1時間

羽毛は、主に掛け布団に使われることの多い素材です。

吸放湿性(=空気中の水蒸気を吸収したり、放出したりする特性)に優れているので、風通しのよいところに陰干ししておけばOK。

直射日光の当たるところに干す場合は、布団カバーを必ずつけて、布団本体に日光が当たらないようにしましょう。

ポリエステル

  • 頻度:週1回
  • 干す時間(夏):片面約1.5時間
  • 干す時間(冬):片面約3時間

ポリエステルは、掛け布団にも敷き布団にも使われる素材です。

羊毛と同様に乾きやすい素材なので、陰干しでも十分に乾きます。

ウレタンフォーム

ウレタンフォームは、マットレスに使われることが多い素材です。

他の素材と重ね合わせて作られているものが多く、干し方はマットレスや布団によって異なるため、説明書に従って干すようにしましょう。

例えば、三つ折りのマットレスの場合、毎日室内の床に立てて乾かすことをおすすめしているものもあります。

布団に合った干し方をして、快適な睡眠環境を整えよう

布団の正しい干し方をご紹介してきました。

布団の干し方のポイントは「開いて干す」「布団カバーをかけて干す」「布団たたきはなでるように使う」の3つ。干す時間帯は、湿気を取り除くことができる10〜15時がおすすめです。

干す時間や頻度は、布団の素材によっても異なるので、干したい布団の種類によって変えるようにしてくださいね。

編集部

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リネットマガジン編集部

リネットマガジンの編集・執筆担当。面倒くさがりの「ナマケモノ」ゆえに、効率よく省エネで生きることには熱心。 お洗濯がメンドクサイと思っている仲間のために、「時短で、ラクに、キレイになるリアルに使える洗濯術」を紹介しています。

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