自宅にいたままクリーニング「リネット」が、2018年11月21日~27日に三越伊勢丹日本橋店にて「Lenetケアキャラバン」を開催いたしました。今回は「自宅でできるカシミヤのホームケア」をテーマに、リネットお洗濯アンバサダーの近藤高史がご来店中のお客様におこなった講義の内容をご紹介します!
カシミヤってどんな素材?
カシミヤとは、カシミヤ山羊からとれる毛のことを指します。大きな特徴は、温かさと軽さ。カシミヤは、人間の髪の毛の半分くらいの細さで編まれる繊維です。編んだ部分にできる空気の層が体温で温められた空気を保温し、外気の冷たい空気を通さないので、衣服の内部を一定の温度に保つ役割を果たしてくれます。
そのためカシミヤは、寒い冬には欠かせない、ニットやマフラーなどに使用される定番の素材として知られています。
毎日の着用後のケア
カシミヤ素材のアイテムを着る機会が多い冬場には、毎日の着用後のケアが重要です。
カシミヤは、毛が絡まりやすく、毛玉ができやすい素材なので、ブラッシングで毛並みを整えてあげましょう。繊維が細く虫食いも起きやすいため、食べこぼしなども一緒にとることが大事。毎日のブラッシングをするだけで、毛玉と虫食いを防ぐことができ、長く着続けることができます。
ブラッシングの方法
カシミヤの着用後は繊維が絡み合っている状態なので、必ず毛並みに沿って一定方向にブラッシングするようにします。ブラッシングの方向が散らかると、逆に毛を絡めてしまうことにも繋がりますので注意が必要です。
また、毛玉がつきやすい場所は人によって異なります。普段バッグを持つ人は肘の内側の部分、椅子に座る時間が長いという人は背中部分など、自分の着用状況に合わせて、丁寧にブラッシングすることをおすすめします。
毛玉ができてしまったときの対処法
カシミヤ素材のアイテムに毛玉ができたとき、少量だからと言って引っ張ってとってしまうと、元気な毛まで抜けてしまうためNGです。
同様に、毛玉ブラシで毛玉をとる場合も、元気な毛まで抜けてしまうことがあるので、カシミヤの場合はなるべく硬いブラシを使用するのは避けましょう。どちらもカシミヤの毛が痩せてくる原因となります。
毛玉ができた場合は、電動の毛玉クリーナーを使うのがおすすめ。カシミヤの生地からどのくらいの高さに毛玉ができているかに合わせて、刃の高さを変え、毛玉の部分だけをやさしくとるように使用します。
ただし、うまく毛玉がとれないからといって、強く押し当てると生地を傷めてしまうので注意。毛玉がとれないときは刃の高さを変えて服に負担をかけないようにしましょう。
毛玉取りについては「正しい毛玉の取り方って?プロが教えるテクとおすすめアイテム」をご覧ください。
カシミヤの洗濯方法
カシミヤは、ご家庭の洗濯機で洗うと縮んでしまうことが多く、なるべくならメーカーの指示通り、クリーニング店を利用するようにしましょう。
特に、石油系のクリーニングがおすすめ。水洗いと違って型崩れがなく、あぶら汚れや食べこぼし、皮脂汚れ、ファンデーションの汚れなども落とすことできます。
お洋服にも大きな負荷がかからないため、カシミヤ独特の柔らかな風合いも保てるんですね。詳しくは「【実験】ドライクリーニングと水洗いはココが違う!クリーニングに出すときのポイントは?」をご覧ください。
また、リネットが行うリファイン加工(トリートメント加工)には、生地の風合いをよりやわらかくして、静電気を抑える効果もありますよ。
まとめ
冬場の定番素材のカシミヤ、繊維が細く繊細な素材ではありますが、丁寧にケアを続ければ長く付き合い続けられる素材です。毛玉やほこり、食べこぼしなどを放置せず、着用後は速やかにブラッシングで毛並みを整えてあげましょう。ぜひ今回イベントでご紹介したポイントを参考にしてみてくださいね。
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「自宅にいたままクリーニング」を経験しないまま入社した、リネット新入社員のリネットクリーニング体験談!
リネットをまだ使ったことのない方は、イメージが掴みやすいと思いますので是非参考にしてください♪
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