お気に入りのお洋服は、できるだけ長く着たいもの。それが大好きなブランドのアイテムなら、なおさら大事にしたいですよね。そこで、リネットマガジンでは、人気のブランドアイテムのケア方法をご紹介する連載をスタートしました。
第1弾は、子どもから年配の方まで幅広い人気を集める「トミー ヒルフィガー」のアイテムのケア方法をご紹介します。トミー ヒルフィガー好きな方、必見です!
トミー ヒルフィガーってどんなブランド?
トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)は、1985年にアメリカで誕生したブランドです。トミー・ヒルフィガー氏が立ち上げました。
現在では、メンズ、ウィメンズ、キッズ向けのカジュアルウェア、アクセサリーやフットウェアなど、幅広いコレクションを展開。プレミアムなライフスタイルを提案しています。
トミー ヒルフィガーといえば、赤・紺・白のロゴが特徴。このロゴは世界中の人々に認知されています。
トミー ヒルフィガーのアイテム別ケア方法をチェック!
それでは、トミー ヒルフィガーのアイテム別のケア方法を確認してみましょう。
Tシャツ
例えばこちらのTシャツ。たくさんの色があるので、白物で洗うべきか、色物として洗うべきか迷いますよね。しかし、こういった淡い色のTシャツは「白物」として洗ってOKです。
素材はポリエステルと綿の混合です。タグで素材や洗濯マーク(洗濯表示)もチェックしたところ、普通に洗濯して問題なさそうでした。
洗濯表示について詳しくは、新洗濯表示の見方のポイントをご覧ください。
こういった紺のTシャツの場合は、色あせが気になりますよね。
ちなみに綿100%です。
色あせを防ぐために、洗濯するときには裏返すことを心がけましょう。洗浄力が強い粉洗剤を使うのも避けること。直射日光に当てないように干すこともお忘れなく。
このTシャツには前後に大きくプリントが入っています。洗濯や脱水の摩擦でプリントに傷が入ってしまうことを防ぐためにも、裏返しにして洗うと良いでしょう。
デザイン性の高いこのTシャツは、表面がシルクで裏面が綿です。
洗濯マーク(洗濯表記)を見る限り、家庭で洗うことができます。
おうちで洗うためには、シルクは摩擦に強くないため、裏返しにして摩擦が入らないようにし、おしゃれ着洗剤を使って洗うのがおすすめ。シルクは強い力で洗うことができないため、染みを付けないように注意して着ることも心がけましょう。
Tシャツの洗い方について詳しくは、Tシャツの正しい洗い方のポイントとトラブル対策をご覧ください。
ニットのワンピース
こちらのニットワンピース(綿100%)は、目が粗く伸び縮みするので、洗うのが難しいと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、セーターを洗うときと同じように洗濯すれば問題ありません。
ニットの洗い方については、セーターやニットを縮ませない正しい洗い方をご覧ください。
洗うときは洗濯機ではなく、手洗いがおすすめ。色あせを防ぐために裏返しで洗うとよいでしょう。このニットワンピース単品を手洗いで洗う場合は、ネットに入れなくてもOK。ただし、目の粗いものやファスナーなどの金具がついているものは、ネットに入れて洗うと良いでしょう。
外に干すときも、色あせを防ぐために裏返して直射日光に当てずに干すのがベター。ハンガーに吊るして干してしまうと、ワンピースの重さで伸びてしまうため、平干しで干すことをおすすめします。
また、ニットの毛玉が気になる方は、毛玉の取り方OK・NG例と、毛玉を発生させないお手入れのポイントをご覧ください。
シャツ
トミー ヒルフィガーの定番と言っても良いオックスフォードシャツ。さり気ないワンポイントが気に入っているという人も多いかもしれません。
こちらのオックスフォードシャツ(綿97%、ポリウレタン3%)は、一般的なワイシャツの洗い方で洗って構いません。
TPOに合わせたシャツの選び方と洗い方は、TPOに合わせたシャツ選びと洗い方のポイントご覧ください。
こちらのボタンダウンシャツも、トミー ヒルフィガーの定番アイテムのひとつ。ピンク色のシャツですが、このくらい淡い色であれば白物と一緒に洗って問題ありません。
紺や黒、茶色の濃い色のシャツや柄シャツであれば、色物として洗うのがベター。ただし、淡い色のシャツでもマークやデザインがしっかりと施されているような場合は、濃い色として洗った方がいいですね。マークやデザインが刺繍であったとしても、糸から色が出る可能性があるので要注意です。
また、濃い色のシャツは色が出やすいので洗うときに高い温度で洗わないのがポイントです。高温で洗うと色落ちするため、常温で洗うことを心がけましょう。
なお、ボタンダウンシャツを洗う際は、襟についているボタンも必ず外すようにしましょう。外さないで洗ってしまうと、その部分にゴミが溜まってしまうこともあります。ひと手間かけることで、襟元もキレイに洗うことができますよ。
シャツの袖口や首まわりの黄ばみ・黒ずみの落とし方は、ワイシャツの黄ばみ・黒ずみの原因と落とし方をご覧ください。
また、アイロンのかけ方は、アイロンの簡単なかけ方3ステップをご覧ください。
ダウンジャケット
冬になると、ダウンジャケットを着る人も多いはず。着る時期が限られているからこそ、お手入れや保管方法が気になりますよね。
このダウンジャケット(ダウン60%、フェザー40%)の場合、注意したいのがフェザー(羽)がすきまから出てきたときの処理。出てきたフェザーを抜いてしまうと、その穴が広がってしまうため、どんどんフェザーが出てくるようになってしまいます。フェザーが出てきたら、なるべく押し込むようにしましょう。
ダウンジャケットはご家庭でのお手入れが難しいアイテムのひとつ。気持ちよく着るためには、中に入っているダウンのふんわり感を保つことがポイントです。
ダウンは、雨や雪、汗や湿気などに触れると、固まって重くなってしまいます。すると保温効果が下がってしまいます。そのときは、お布団と同じように、晴れた湿度の低い日に外に干すのがおすすめ。中のダウンが乾いて、保温効果ももとに戻るでしょう。
ダウンジャケットの場合、袖口とか首回りの汚れが気になるという人も少なくないかもしれません。
袖口や襟もとは皮脂汚れが多いので、クレンジングオイルを使えば簡単に落とすことができます。しかし、その部分だけ洗ったつもりでも、他の部分に水が染み込んでしまうこともあり、干す手間がかかってしまうことも少なくありません。
また、冬はポケットに手を入れることが増えることから、ポケットまわりも意外と汚れがちです。皮脂汚れであれば、同様にクレンジングオイルを使えば簡単に落とすことができますが、同じく他の部分に水が染み込んでしまい、かえって手間が増えてしまうことも少なくありません。
ダウンジャケットの洗い方については、ダウンのクリーニングの基本(頻度・料金)と、自宅でのお手入れ方法をご覧ください。
できるだけ長く大切にしたいのであれば、やはり定期的にクリーニングに出したほうがよいでしょう。特にダウンジャケットの場合は、お手入れの仕方が難しいので、プロの力に頼ることをおすすめします。
トミーヒルフィガーのアイテムを大切に着るために、お手入れのコツを覚えよう
トミー ヒルフィガーのアイテム「Tシャツ」「ニットのワンピース」「シャツ」「ダウンジャケット」のお手入れ方法をご紹介しました。
素材によっては通常のアイテムと同じように洗濯すればよいものも。しかし、洗濯表示で家庭洗濯が推奨されていない服、大事に長く着たい服の場合には、日頃のお手入れとクリーニングでのメンテナンスをするようにしてくださいね。