服別・洗い方

プロが教えるサンダルの洗い方。黒ずみ汚れ・臭いをスッキリ解消!

夏の必須アイテムのサンダルですが、裸足のままで履くサンダルは汚れやニオイが気になるところ。おうちでのケアは面倒くさい、どうしたらいいのかわからないと、そのままにしている人も多いのではないでしょうか?

そこで、お気に入りのサンダルを長い間大切に使うためにはどうすればいいのか、おうちでできるサンダルのケア方法を教えてもらいました。ぜひ参考にしてみてください。

サンダルが汚れる原因は?

サンダルの汚れは、実は汗や角質、皮脂など足に原因があることがほとんど。いろいろな要因が複合的に組み合わさっている場合もあります。まずは、自分のサンダルが何が原因で汚れているのか、確認しておきましょう。

足は体の中で一番汗をかく部分です。実は一日に約200ml、コップ1杯分もの汗をかいていると言われています。汗がついたままサンダルを放置しておくと、湿気がたまって水虫の原因になることも……。夏場はとくに注意が必要です。

角質

サンダルのインソールについている黒いネバネバは、角質が原因。汗をかくと肌がふやけて角質が取れやすくなるため、その汚れがインソールについてしまうのです。角質は粘着質のため、チリやほこりが付着しやすいのも特徴。菌も繁殖してしまうため、サンダルの嫌なニオイの原因にもなります。

皮脂

インソールにつく黒い染みや指の跡は、皮脂がサンダルに染み込んでしまうことで発生します。さらに角質と合わさることでニオイ、カビ、劣化を引き起こす可能性も。

砂ぼこり

外出先で砂ぼこりが付着して、サンダルが汚れてしまうのは避けられません。しかし、それをそのまま放置するのはNG。変色の原因や劣化を早めてしまうこともあります。

サンダルの黒ずみをキレイにするならコレ

汗や皮脂、角質など、サンダルを履いているとどうしても避けられない汚れ。夏は靴を脱ぐ機会も多いので、そのままにしておくと、サンダルを脱いだ時に指の跡がついているのを見られて恥ずかしい思いをしてしまうなんてことも。だからこそ、日頃から家庭でもしっかりとお手入れをしてあげることが大切。サンダルの黒ずみを落とす方法をご紹介します。

用意するもの

  • 弱酸性洗剤(PH5.5程度のもの)
  • タオル2枚
  • 歯ブラシ

準備:まずは色落ちをチェック!

まずは目立たない部分で色落ちを確認してください。
絞ったタオルに弱酸性洗剤を含ませて、目立たないところを擦ります。タオルに色がうつるときは色落ちする証拠。自分でやらずにプロに相談しましょう。

手順1:タオルをぬるま湯に浸けてから、よく絞る

水が滴り落ちないくらいしっかりと絞ります

手順2:絞ったタオルに弱酸性洗剤を含ませる

タオルに直接洗剤を出します

揉みこむようにタオルに洗剤をなじませます

手順3:叩くようにして汚れを取る

タオルはゴシゴシと動かさず、叩くように動かします

手順4:タオルで叩いても汚れが落ちない部分は、ブラシでこすって汚れを落とす

歯ブラシは必ず一定方向に動かしてください

手順5:新しいタオルを使って、叩くようにサンダルの水気を取り除く

サンダルは水気が多いと変色の原因になるので、しっかりと水分を取り除いてください

手順6:風通しの良い所で乾かす

早く乾かしたいからとドライヤーなどを使うと、素材の耐熱温度を越えてしまい、変形・変色等の恐れがあるので、必ず自然乾燥で乾かすようにしてください

お気に入りのサンダルを長く使うには

お気に入りのサンダルをできるだけ長く履くためには、いくつか注意してほしいポイントがあります。普段どのくらいケアができているのか、あわせてチェックしてみてくださいね。

気をつけたい5つのポイント

ポイント1:連日で同じサンダルを履かない

サンダルや靴の内部では多量の汗を毎日吸い込んでいます。そのため、毎日同じ靴を履いていると湿気が残った状態が続くため、サンダルの中で細菌が繁殖してしまう恐れも。とくに高温・多湿な環境では3日から1週間程度で菌が大幅に増殖するので、注意が必要です。

ポイント2:履く前にサンダルの乾燥状態を確認をする

連続して履かなかったとしても、サンダルを触った時に湿気を感じる場合はそのまま履くのはNG。違うサンダルを履くなどして使用を控えてください。

ポイント3:サンダルの保管環境を整える

もしもサンダルにカビが生えてしまった場合、靴だけをキレイにしても意味がありません。一度サンダルのカビをとったとしても、また生えてくる可能性や他の靴にカビが生えてしまうことも。下駄箱の中はしっかり換気を行なって乾燥させるなど、こまめなお手入れが必要です。

ポイント4:サンダルの状態を確認する

サンダルを脱いだら一度、カカトのゴムが削れていないか、破損はないかなど、サンダルの裏を確認してみてください。

カカトのゴムなどは土台が削れる前に交換をすると、修理の費用も安く済みますし、早く直すことができます。土台まで削れてしまうと修復費用がかさむだけではなく、場合によってはデザインや構造まで変える必要がでてくるので、まめに確認するようにしましょう。

ポイント5:履いたあとは必ずお手入れする

お気に入りのサンダルを長く使いたいなら、こまめにケアをしてあげることが大切です。そこでプロがオススメするケア方法を紹介します。

おうちでできる、サンダルのケア方法

1:弱酸性の洗剤をぬるま湯で溶かして、タオルで拭く

必ず目立たない部分で色落ち確認をしてから全体を拭いてください。

2:形を整える

シューキーパーや紙を丸めて型崩れをしないように整えます。

※新聞紙や雑誌類は水性インクを使用している場合が有り、その場合インクが溶け出てしまう恐れがあるので避けてください。

3:乾燥させる

通気性の良い場所で陰干しします。

4:クリームを塗布する

靴の素材にあった専用クリームを塗布してください。

靴のお手入れグッズはさまざまなものがありますが、万能品はありません。必ず用途に適したクリーナーやクリームを使用するようにしましょう。除菌スプレーだけでは皮脂や汚れの層が溜まってしまい、ニオイやカビ、染みの原因となるので注意してください。

プロに頼むのも賢いケア

サンダルを長く使用するためには、日頃のケアが重要。ただ、忙しくて毎日ケアしていられない!という方や、セルフケアだけでは心配という方はプロに頼むのもひとつの手。最近では愛着がある靴は、スペシャルケアとしてプロに靴のクリーニングを頼むという人も増えています。

靴を大切にクリーニングしてくれる「くつリネット」なら、天然水と同等のキレイな水で洗浄を行っているので、靴を痛める心配もなし。一点一点丁寧に手洗いを行っているので、安心してお願いすることができます。クリーニングだけではなく、補色をして新品のように蘇らせる加工も行なってくれるのも嬉しいポイント。

普段のケアだけでは物足りない、何年も同じサンダルを愛用したい、という方は靴のクリーニングを検討してみるのもオススメです。

サンダルのお手入れをマスターして、夏を気持ちよく乗りきろう

サンダルの洗い方、長く履くために気をつけたいポイントをご紹介しました。

サンダルは汗や角質、皮脂、砂ぼこりなどで汚れています。付いてしまった黒ずみ汚れは、弱酸性洗剤と歯ブラシを使うことで落とすことができますよ。

また、普段から気をつけておきたい次の5つのポイントを守ることで、よりサンダルをきれいに保つことができますよ。

  1. 連日で同じサンダルを履かない
  2. 履く前にサンダルの乾燥状態を確認をする
  3. サンダルの保管環境を整える
  4. サンダルの状態を確認する
  5. 履いたあとは必ずお手入れする

忙しくてサンダルをケアできない!という方は、「くつリネット」などの靴のクリーニングに出してみるのもおすすめです。

  • この記事を書いた人

リネットマガジン編集部

リネットマガジンの編集・執筆担当。面倒くさがりの「ナマケモノ」ゆえに、効率よく省エネで生きることには熱心。 お洗濯がメンドクサイと思っている仲間のために、「時短で、ラクに、キレイになるリアルに使える洗濯術」を紹介しています。

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